高校時代は枕崎駅から加世田まで、バスで通学していました。
そのころはまだ駅舎があったのですが、2006年3月に解体され、駅自体も鹿児島側に100メートルほど移動され、無人駅となっていました。
無人駅になってから、一度も行った事がなかったので、久しぶりに写真でも撮ってみようと思い、行ってみました。
写真の出来は散々です。
レンズの掃除とかしていなかったせいで、ほこりとか写り込んでますが、気にせずに・・・
さて、まずは駅の入口です。
ミドリ薬品という薬局の裏手のほうに入口の看板があります。
この看板の下に幅1~2メートル程度の小道があるので、そこを進んでいきます。
昔はこんな看板なくて、地面に「えき→」って書いてただけだったのに。
本当はその写真を撮りたかったのに。(絶対うけると思ったのに!)
道を進んでいくと旧駅舎の写真が看板になっていました。
まじで懐かしい。
あの自動販売機で何度ジュースを買ったことか。
あの公衆電話で何度親に迎えの電話をしたことか。
なくなったときはなんとも思ってなかったですが、こうやって昔の駅舎を見ると懐かしく思ってしまうなぁ。
年のせいかなぁ。
思い出に浸りつつ、新しい駅のホームへ向かいます。
こじんまりというかさっぱりしてるというか。。。
まぁ何もありません。
やっぱり本数も少ない。
駅の看板もすすけてるし。
田舎の駅ってこんなもんかなーと思いつつ、とりあえず写真に収めたかったバッテンを撮りました。
このバッテンから稚内まで3144.5キロ、線路が続くそうです。
このバッテンを眺めてる間、頭の中では「線路は続くよ。どこまでも。」がエンドレスリピートし、「どこまでも」の後に「続かないし。ここまでだし。」と脳内つっこみを入れてました。
駅からは他にも懐かしいものが見れました。
ガキの頃、結構遊びに通ってた児童センター。
高校通学に使ってたバス。
どっちも懐かしいものです。
一通り、駅の写真を撮ったあと、そういえば、前の駅舎の前にはカツオのモニュメントがあったけど、あれはどうなったんだろうと思い、旧駅舎のあったところに行ってみました。
カツオはなくなっていましたが、灯台のモニュメントがあったので記念撮影。
写真を撮ってブラブラしていると、すぐ横にある観光案内所からおじさんが出てきて、裏から撮ってもおもしろいよとアドバイスをくれました。
灯台の裏に回ってみると・・・
なんだ、そうゆうことね。
おじさんがうれしそうに教えるから、ちょっとうけました。
おじさんと話をしていると、なんと枕崎駅の駅舎がまた作られるとの情報を入手。
調べてみたところ、来年の3月に完成するみたい。
朝日新聞-本州最南端の始発・終着駅、枕崎に駅舎復活 鹿児島より、引用
本土最南端の始発・終着駅、枕崎駅の駅舎が7年ぶりに復活する。建設費1680万円はすべて市民などからの寄付金でまかなう計画で、そのめどがついた。11月にも着工し、来年3月に完成する見通し。駅舎のデザインも決まり、100分の1の模型の公開が枕崎市役所で始まった。
枕崎駅は1931年、南薩鉄道の駅として開業、のちに旧国鉄が乗り入れた。駅舎は南薩鉄道が廃線になった後も残ったが、駅の敷地にスーパー出店の計画が持ち上がり、駅舎は2006年3月に解体。JR枕崎駅は南へ約100メートル移動し、ホームだけの駅舎のない状態が続いている。
「駅舎がなく寂しい」という市民らの声を受けて今年3月、市や商工会議所、漁協、水産加工組合、市民有志などが枕崎駅舎建設期成会を結成し、募金活動を始めた。その結果、市内外からの寄付金が1600万円を超えた。
何もないよりは、観光地っぽくなるかな。
おっ。
こちらのサイトで写真に収めたかった「えき→」の写真、見つけました。
入口の看板が出来るまでは、この案内だけだったんです。
おもしろい。笑